水曜日, 12月 05, 2007

無思慮な報道が引き起こした悲劇

恐れていたことが起こった。火事で動転した母親が、2歳の子供を4階から投げ下ろし、下の住民が受け損なってその子は重体となった。

先日、同じような火事があり、そのときは下の住民が赤ちゃんを受けとめた。

そのとき、それは美談として報じられた。しかし、考えてみれば、子供を投げるとは危険この上ない行為なのだ。誰もその危険を指摘せず、火事の時には子供を投げてよいものという感覚だけが残った。

この事件は、無思慮な報道によって引き起こされたと言ってよい。

土曜日, 12月 01, 2007

朝青龍の謹慎はどうなったのか?

朝青龍がモンゴルから帰国して謝罪会見を行った。この後冬巡業に参加するという。

謹慎の件はどうなったのだろうか。モンゴルで自分のペースで療養できることが、謹慎なのだろうか。精神的な病気に逃避して、筋の通らないことをごり押しできるとすれば、教育上好ましくないことおびただしい。

横綱としてふさわしくないことは歴然である。それはつまり、巡業をサボってサッカーを行ったことでなく、精神的病気を理由に処分に従わなかった、あるいは「処分を変えさせた」ことがである。

トップというものは大きな影響力を持っている。その影響力をどのように行使するかは、非常にクリティカルな問題であり、常に自戒を怠ってはならない。朝青龍には、その自覚があるとは到底思えない。

これは、別の言い方をすれば、「病気のため引退しなさい」ということなのだ。内臓の病気であれば、力士は引退を余儀なくされる。精神的な病気だからといって、病気であることに違いがあるわけではない。朝青龍は、「横綱を続けられないほどの病気にかかった」ことを露呈してしまったのだ。

病気だから大目に見てもらえるだろうという甘えは、トップには通用しない。